【初心者でも迷わない】FX通貨ペア選びの完全ガイド|月1万円からの安定収益を目指す3つの鉄則

はじめに:通貨ペア選びで悩んでいませんか?

「FXを始めたいけど、どの通貨ペアを選べばいいのかわからない…」

「USD/JPYやEUR/JPYって聞くけど、初心者にはどれがおすすめ?」

FX口座を開設したものの、画面に並ぶたくさんの通貨ペアを見て、こんな風に迷ってしまった経験はありませんか?

私も初めてFXの取引画面を見たとき、「米ドル/円」「ユーロ/円」「ポンド/円」…と並ぶ通貨ペアの前で、完全に立ち止まってしまいました。

「どれも同じように見えるけど、何か違うの?」

「間違って難しい通貨を選んで、大損したらどうしよう…」

そんな不安を抱えているあなたに、今回はFX初心者でも迷わない通貨ペア選びの完全ガイドをお届けします。

毎月1〜2万円の収益を安定して積み重ねていくために、どの通貨ペアから始めれば良いのか。経験者だからこそわかる「失敗しない選び方」を、具体的にお伝えしていきますね。

そもそも通貨ペアって何?基本をおさらい

通貨ペアの基本的な仕組み

通貨ペアとは、取引を行うふたつの通貨の組み合わせのことです。通貨ペアは、米ドル/日本円(USD/JPY)、ユーロ/ドル(EUR/USD)などと表わされます。

FXは株式投資と違って、単独の通貨を売買するのではなく、常に2つの通貨をセットで取引します。例えば:

USD/JPY:米ドルと日本円の組み合わせ

EUR/JPY:ユーロと日本円の組み合わせ

GBP/JPY:英ポンドと日本円の組み合わせ

左側の通貨は、買ったり売ったりと取引する時に使う通貨の事で取引通貨(基軸通貨)と呼び、右側の通貨は損益を確定させる通貨の事で決済通貨と呼ばれています。

なぜ通貨がペアになっているの?

これは実際の両替を想像するとわかりやすいです。海外旅行で日本円を米ドルに両替するとき、「円を渡してドルを受け取る」という交換が行われますよね。

FXも本質的には同じで、”1米ドルを何円で交換できるのか”を示しています。

「USD/JPY = 150.00」という表示は、「1米ドルを150円で交換できる」という意味なのです。

初心者が避けるべき通貨ペアの特徴

通貨ペア選びを成功させるには、まず「避けるべき通貨ペア」を知ることが重要です。

1. 取引量が少ないマイナー通貨

マイナーな通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすくなる可能性があります。そのため、FX初心者の場合は避けたほうが良いでしょう。

具体的には:

– トルコリラ/円(TRY/JPY)

– 南アフリカランド/円(ZAR/JPY)

– メキシコペソ/円(MXN/JPY)

これらの通貨は高金利でスワップポイントが魅力的に見えますが、急激な値動きで一夜にして大きな損失を出すリスクがあります。

2. ボラティリティ(値動きの幅)が大きすぎる通貨

初心者のうちは、値動きが激しすぎる通貨ペアも避けた方が無難です。例えば:

– 英ポンド系の通貨ペア(特にGBP/JPY)

– オセアニア通貨(AUD、NZD)

これらは「殺人通貨」と呼ばれることもあるほど、予想外の急変動を起こすことがあります。

3. 情報収集が困難な通貨

情報を取得しやすい国や地域の通貨が組み合わされている通貨ペアを選んでおけば相場の変化に対応しやすくなるでしょう。

日本にいながら情報収集が難しい新興国通貨は、初心者には不向きです。

初心者におすすめの通貨ペア3選

1位:USD/JPY(米ドル/円)- 圧倒的な初心者向け

初心者に最もおすすめの通貨ペアは米ドル/円です。米ドル/円は取引量が多く日本のFXで最も人気の通貨ペアで、スプレッドが狭く値動きも安定している傾向があります。

USD/JPYの魅力:

1. 情報の入手しやすさ

– アメリカの経済ニュースは日本でも豊富

– 雇用統計、FOMC発表など重要指標の情報が充実

2. 取引コストの安さ

– スプレッドが狭い通貨ペアを選んで取引しましょう

– 多くのFX会社で最も狭いスプレッドを提供

3. 値動きの安定性

– 流動性が高く、値動きは緩やかですが、トレンドが出ると継続する傾向があります

実際の取引例:

私が初心者の頃、USD/JPYで月1万円の利益を出せるようになったのは、開始から3ヶ月後でした。1回の取引で大きく狙うのではなく、500円〜1,000円の小さな利益を積み重ねる戦略が効果的でした。

2位:EUR/JPY(ユーロ/円)- ステップアップに最適

日本国内のFX取引におけるユーロ/円は、米ドル/円に次いで2番目に多く取引されている通貨ペアです。

EUR/JPYの特徴:

1. 適度なボラティリティ

– USD/JPYより値動きがやや大きく、利益チャンスが多い

– でも極端に激しくないので初心者でも対応可能

2. クロス円の入門編

– EURJPYは合成通貨と呼ばれUSDJPYとEURUSDの価格を掛け算して計算されます

– 複数の要因が絡む通貨ペアの練習になる

3. 取引時間の多様性

– ヨーロッパ時間(16時〜翌2時)に活発に動く

– 日本時間とは違う時間帯での取引経験が積める

3位:EUR/USD(ユーロ/米ドル)- 世界最大の取引量

取引量世界第1位の主要2通貨のペアです。流動性が高いため価格変動が緩やかでスプレッドも低いFX取引の基本通貨と言えるでしょう。

EUR/USDの利点:

1. 世界で最も取引される通貨ペア

– 一番取引シェアが大きい通貨ペアは、通貨別の上位2通貨を組み合わせたユーロ/米ドル(EUR/USD)で22.7%

2. 情報の豊富さ

– アメリカとヨーロッパ、両方の経済情報が重要

– 分析材料が豊富で勉強になる

3. テクニカル分析が効きやすい

– 多くのトレーダーが参加するため、教科書通りの動きをしやすい

通貨ペア選びの3つの鉄則

鉄則1:まずは1つの通貨ペアに絞る

1つの通貨ペアで勝てない状況で、色々な通貨ペアで取引をしても良い結果は出ません。まずは、少数の通貨ペアで勝率を上げた後に他の通貨ペアにも挑戦していく方がいいでしょう。

なぜ1つに絞るべきか:

– その通貨ペアの「クセ」を覚えられる

– 関連する経済指標に詳しくなれる

– 感情的な判断を減らせる

私の体験談として、最初に3つの通貨ペアを同時に始めて失敗しました。それぞれの特徴を覚えきれず、結果的にどれも中途半端になってしまったのです。

USD/JPY一本に絞ってから、ようやく安定した利益を出せるようになりました。

鉄則2:取引時間を意識して選ぶ

通貨ペアによって、活発に動く時間帯が異なります:

USD/JPY:ニューヨーク時間(22:30〜翌6:00)がメイン

EUR/JPY:ロンドン時間(16:00〜翌2:00)がメイン

AUD/JPY:オセアニア時間(6:00〜15:00)がメイン

サラリーマンの方なら、帰宅後の夜の時間に動きやすいUSD/JPYやEUR/JPYが取引しやすいでしょう。

鉄則3:スプレッドの低さを重視する

スプレッドは取引のたびにかかる実質的なコストといえるものであり、通貨ペアによって異なります。コストをできる限り抑えるため、初心者はスプレッドが狭い通貨ペアから取引を始めるのがおすすめです。

スプレッドの目安(一般的な国内FX会社):

– USD/JPY:0.2銭

– EUR/JPY:0.5銭

– GBP/JPY:1.0銭

– AUD/JPY:0.7銭

初心者のうちは、0.5銭以下の通貨ペアから始めるのが賢明です。

【実践編】私の通貨ペア選択体験談

失敗談:高金利通貨に惑わされた過去

FXを始めて2ヶ月目のこと。トルコリラ/円のスワップポイントの高さに魅力を感じ、「寝てるだけで毎日お金がもらえる!」と飛びつきました。

結果は惨敗。1週間で5万円の損失を出し、相場から一時撤退することになりました。

失敗の原因:

1. 高金利の裏にあるリスクを理解していなかった

2. トルコの政治・経済情報を全く追っていなかった

3. 値動きの激しさに対応できなかった

成功談:USD/JPYで着実に積み上げ

失敗を反省し、USD/JPYに専念することに決めました。

採用した戦略:

1. 情報収集の徹底

– 毎朝、アメリカの経済指標をチェック

– FOMCや雇用統計の日程を手帳に記入

2. 小さな利益の積み重ね

– 1回の取引目標:500円〜1,000円

– 損切りライン:-300円で必ず執行

3. 取引時間の固定

– 平日の21時〜24時に限定

– ニューヨーク市場オープン直後の動きを狙う

結果:

3ヶ月目から毎月1万円程度の利益を安定して出せるようになり、半年後には月3万円に到達しました。

トレードスタイル別おすすめ通貨ペア

スキャルピング(超短期取引)

おすすめ:USD/JPY

– スプレッドが最も狭い

– 値動きが安定している

– 情報による急変動を予測しやすい

デイトレード(1日完結)

おすすめ:EUR/JPY、USD/JPY

– 適度なボラティリティがある

– 取引時間が日本のライフスタイルに合う

– テクニカル分析が効きやすい

スイングトレード(数日〜数週間)

おすすめ:EUR/USD、USD/JPY

– 大きなトレンドを捉えやすい

– ファンダメンタルズ分析が活かせる

– 日々の細かい値動きに振り回されにくい

通貨ペア選びでよくある質問

Q1:複数の通貨ペアを同時に取引してもいい?

A:初心者のうちは1つに絞ることを強くおすすめします。慣れてきたら、相関性の低い通貨ペアを2〜3個まで増やすのは問題ありません。

Q2:高金利通貨のスワップポイントは魅力的だけど…

A:確かに魅力的ですが、為替変動リスクが大きいため、初心者には向きません。まずは主要通貨ペアで基礎を身につけてからチャレンジしましょう。

Q3:暗号通貨(ビットコインなど)はどう?

A:ボラティリティが極端に高く、24時間365日動き続けるため、初心者には不向きです。FXの基礎を身につけてから検討してください。

まとめ:迷ったときの最終判断基準

通貨ペア選びで迷ったときは、以下の3つの質問を自分に投げかけてみてください:

1. その国の経済ニュースを毎日チェックできるか?

2. スプレッドは十分に狭いか(0.5銭以下)?

3. 自分の生活時間で取引可能な時間帯に動くか?

この3つすべてに「YES」と答えられる通貨ペアを選びましょう。

初心者の方への最終的なおすすめ:

まずはUSD/JPYから始めてください。理由は:

– 情報収集が最も簡単

– スプレッドが最も狭い

– 値動きが安定している

– 日本の夜時間に活発に動く

USD/JPYで月1万円の利益を3ヶ月連続で出せるようになったら、EUR/JPYやEUR/USDにチャレンジしてみる。これが、失敗リスクを最小限に抑えながら着実にステップアップする道筋です。

FXは「一攫千金」を狙うギャンブルではありません。適切な通貨ペア選びから始まる、着実な資産形成の手段です。

あなたも今日から、正しい通貨ペア選びで安定したFXライフをスタートさせてみませんか?

毎月1〜2万円の副収入があるだけで、家計の余裕は大きく変わります。その第一歩として、まずはUSD/JPYのチャートを開いて、値動きを観察することから始めてみてくださいね。

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